インフル予防接種には、注射とフルミストの2種類があります。
このページはフルミストについての説明のページです。
予約や決済など概要に関しては、「2025年インフル予防接種(注射・フルミスト)」のページをご覧ください
目次
経鼻インフルエンザワクチン フルミストとは
霧状の病原体を弱毒化した生ワクチンを直接鼻の中へ吹き付けるインフルエンザワクチンです。
2003年にアメリカで認可、2011年にヨーロッパで認可されました。
日本では、2歳以上19歳未満の方を対象に、昨年度の2024年度から厚労省の認可がおりました。
来院が1回ですむこと、効果が1年もつこと(注射は3ヶ月)、鼻にシュシュっとするだけなのでお子様が嫌がらないことが特徴です。
当院では、初年度は180名の方が接種、2年目の今年のフルミスト接種者数は全体の半分以上になりました。
しかし初めてのことに不安を感じ、診察室で大泣きのお子様がいらっしゃいます。
十分な効果を得るためにも、事前に自宅で、以下の動画を、お子様と一緒に、必ず見て、ご本人と納得の上いらしてください。
スタッフ一同できる限り努めさせていただきますが、薬剤開封後、本人の拒否により接種できなかった場合、残念ながら返金できません。ご理解のほどよろしくお願いします。
以下の動画を見てからいらした小さなお子様は、「痛くなかった〜」と、とっても上手にできていました。
(外部サイトに飛びます。50秒〜1分20秒あたりをご覧ください)
接種できない方(ご自身で確認してからご予約・来院してください)
- 2才未満、19才以上の方(←つまり出来るのは2才〜18才)
- 接種する本人が、妊娠中・授乳中。(←つまり家族が、妊娠中・授乳中の場合は接種可能ですが、心配な場合はご家族で決めてください)
- 気管支喘息のある方、5才以下で1年以内に喘息を認めた方
- 超重度の卵アレルギーのある方(←ご質問が多いので、参考までに:注射と同様、病院で完全除去の指導を受けていて、インフル注射はやめましょうなど指導を受けている方。ご不明な場合は指導を受けている医師に確認をしてください)
- ワクチン接種後にギランバレー症候群を発症したことのある方
- 免疫不全の方、免疫の低下している人と日常的に接触する方
- アスピリン服用中の方
- 慢性疾患(心疾患、肺疾患、肝疾患、糖尿病など)をお持ちの方は主治医にご相談ください
- 今シーズンインフルエンザ予防注射を1回も接種していない(1回でも接種していたら、フルミストはできません)
- 1週間以内に37.5度以上の発熱した方
- インフル・コロナに罹患し自宅療養期間があけて2週間経過していない方
- 接種日当日、インフル・コロナの濃厚接触者
メリット
- 鼻にスプレーするタイプのワクチンなので痛くない!
- 通常インフルエンザウィルスは侵入する経路となる鼻腔で免疫を作るため、鼻腔に直接免疫をつけるフルミストは高い発症予防作用が得られる。
- インフル注射ワクチンは3〜4ヶ月の効果があるが、フルミストは1年間効果があるという臨床実験がある
- 1回のみの接種で良い
デメリット・注意事項
- 副反応として、鼻水やせきなどの軽い風邪症状が数日見られることがある。
- 経鼻前に鼻をしっかりかんでおくとよいでしょう。経鼻後は鼻をかまないでください
- 接種後の入浴や軽いジョギングなど通常の生活は可能ですが、接種後すぐの過度な運動、スイミングは控えてください
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Q;フルミストの前後に他の注射をする場合、どのくらい接種間隔をあければいいですか?
A;フルミストは経鼻生ワクチンです。注射ワクチンとは別の位置付けになるため、同時接種や1日違いの接種をしても構いません。ただし、予防接種後はそれぞれ副反応が出ることがあり、どちらの副反応か、それとも本当に風邪を引いたのかわからなくなる場合があるので、フルミストと他のワクチンとの接種間隔は、1週間ほどあけた方がベターとも考えています。 - フルミストよくある質問 第一三共株式会社
回数と費用
- ワンシーズン1回だけでOK。 料金 8000円
- 今まで注射2回だった方も、経鼻なら1回ですみます。
お問い合わせ
- ご不明な点がありましたら、診察券番号とお名前をお知らせの上、LINEでお問い合わせください。