インフルエンザ

インフルエンザ感染症

インフルエンザ接種インフルエンザウイルス感染によって起こる感染症。風邪に比べると感染力や症状が強く、肺炎や脳炎などの合併症を起こす可能性もあります。毎年、冬期に流行し、予防接種を受けることで発症や重症化を防ぐことができます。A型とB型に分けられ、近年では流行が予想されるA型2種、B型2種のウイルスに対応できる4価のワクチンが普及しています。

インフルエンザの感染経路

インフルエンザ感染者のくしゃみや咳で飛び散った飛沫に含まれるウイルスを吸い込むことにより感染します。他にもドアノブ、手すり、エレベーターボタンなどたくさんの方が触れる機会があるものを介してウイルスが手指に付着し、目・鼻・口などの粘膜に触れることで感染します。

インフルエンザの症状

寝込んでいる子ども感染後、1~3日という短い潜伏期間を経て症状を起こします。最初に発熱が起こり、それによって頭痛・筋肉痛・倦怠感・食欲不振といった症状が現れることもあります。その後、のどの痛みや咳、鼻水などが現れます。胃腸症状などを起こすこともあります。

インフルエンザを疑われたら

受診の際は必ずWEB予約をし、付き添いの方もマスクを正しく装着して、ご来院ください。 予約サイトに、症状が出てから半日以上経過してからご予約くださいや、院内に入らないでくださいなどの注意事項が書かれておりますので、必ずお読みになってからご予約ください。 検査キットなどで陽性と診断された場合、抗ウイルス薬によってウイルスの増殖を抑制する治療が有効です。 抗原検査と抗インフルエンザ薬の適正な時間を勘案すると、ご来院は発症後12時間〜48時間が望ましいでしょう。 陽性の場合、登園・登校・社会活動は一定期間禁止です。

診断方法

インフルエンザの診断風景インフルエンザ感染が疑われる場合には、迅速診断キットを用いて診断します。綿棒を鼻腔に入れて分泌液を採取する抗原検査です。抗原検査は症状が出てから半日以上経過していないと結果に至らないため、症状が出てから半日以上経過してからご来院ください。半日以上経過していない場合は、再度ご来院いただくことになりますのでご注意ください。周りの感染状況により、医師の判断で「みなし陽性」と診断することもあります。

治療について

水分安静にして、睡眠をしっかりとってください。
水分をこまめに摂取して、脱水を起こさないようにします。
発熱初期にふるえがある場合はしっかり保温します。
顔や指先が赤くなったら、熱がこもらないようにします。
汗をかいたら汗を拭き取り、下着やパジャマを着替えます。
部屋を温め、湿度を高めに保ちましょう。

薬物療法

インフルエンザ治療では、発症早期であれば抗インフルエンザ薬による治療が有効です。それ以外の場合は、症状を緩和する対症療法を行います。

抗インフルエンザウイルス薬

抗インフルエンザ薬は、ウイルスの増殖を抑える作用があり、ウイルスがまだ増殖しきっていない発症後48時間以内に使用します。重症化を防ぐためにも、インフルエンザかもしれないと感じたら医療機関を受診してください。

対症療法

熱を下げる解熱鎮痛剤による治療を中心に、細菌による二次感染が疑われる場合は抗生物質を処方することもあります。

 

 

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